球児の調整

 高校2年生 投手の調整。

症状は

①左投げ リリースの時に肩に痛みが出る。

②右足の付け根が痛い(走る、負荷が掛る時)

 

 それぞれ、院内で症状の確認を行います。

 投げる動作では、実際の投球フォームを作り負荷を掛けて

どの範囲で痛みになるのか?

 足の付け根の痛みでは、段差にゆっくり登り負荷を掛けて

痛みになるのかを確認しました。

~~施術~~

全身施術が基本です。 特に投手の肩痛の場合は下半身からの

影響も考えられるので、じっくり確認させて頂きます。

やはり、異常反応が下半身から出てきます。 本人も驚く位の

異常反応です。 この時期は、冬季トレーニングで身体をいじめ抜いています

ので、疲労が溜まりやすいのも事実です。 

 肩周りも、肩甲骨周辺が硬く、珍しく脇から背中に掛けての異常も

あり、身体に余裕がない事が分かります。 

 どうしても、患部のみの治療を受けている方は、症状の改善が遠い

傾向にあるように感じます。 やはり、身体は1つ 繋がっているのですね。

少なからず、右の足の付け根の痛みと、肩の痛みとの関連が考えられる

為、全体のバランス調整は欠かせません。 異常個所の痛みを1つ1つ

取り除き 最終動作確認をしました。

 

再度、検査と同じ動きを行い、痛みになるか?

足の、負荷では まだ痛みになります。 段差を上がる動作で疑問を感じ

微調整を行います。 この繰り返しで、痛みが減り OKを頂きました。

今までの、動作の癖がありますので、少し修正した方が良いと指導しました。

 肩の痛みは、1回で大丈夫でした。

春の大会に向けて、練習量も増えると疲労の蓄積が心配ですね。

入浴後の体操を1つ指導して継続して貰うようにしました。